夏ガ来レバ思イ出ス

 ここをご覧の皆様も音源とか映画とか書籍とか聴いたり観たり読んだりした思い出が特定の季節と結びついている方も多かろうと思います。オレの場合は、

  • 真夏のエアコンの無い部屋でSuicideを聴いたら涼しくなった(稲川淳二怪談並に
  • 夏以外の季節で「時をかける少女細田守版)」を観るなぞ考えられん
  • 開高健「輝ける闇」は蒸し暑い梅雨時に読んだらハマった

と、いう事があるのですが、90年代末期、セミですらあまりの暑さに鳴き止むという事態のなか、照りつける陽射しの中をべっとりと汗をかきつつ聴いたeastern youthの「旅路ニ季節ガ燃エ落チル」は深く印象に残っております。そんな彼らですがとうとうベスト盤をリリースするに至りました。通常オレはベスト盤は買わないのですが何故かこれは買わねばと思いました。オレも理由はわからないけど。オレの知る中で最も信頼できる聴き手の一人によれば「イースタンユースばかりランダム再生しているともう他に音楽なんて必要ないんじゃないかなあ、とすら思えてくる。すばらしいですよね。」とのこと。オレもそう思います。北風ではなく太陽、しかし容赦ない、そんな音楽です。特に「感受性応答セヨ」の最後の曲「素晴らしい世界」が絡んだオレの思い出もあるのですがそれは語らないでおきます。まーeastern youthはいつ聴いても素晴らしいのですが今年は猛暑らしいので一層聴くのが楽しみなのです。

1996-2001

1996-2001

2001-2006

2001-2006