ローランドさんがやってきた!!

 もう先月の話ですがアルマンドさん(LF企画)からRoland TR-606を買ったのですよ。606と言えば808や909より影が薄い気もするのですが、これがチープだけどなかなかの物でして、アナログリズムマシンの音っていいなあと再認識したわけです。ちなみにこの606は80年代にスティーブ・アルビニが率いていたバンド"Big Black"でも使われていて、アルバムではあたかも人間のメンバーの様にRolandRoland)と表記されていたのでした。オレもそれにあやかって大甲子園メンバー"水島ローランド"としてサイトに載せたんですが。

 それはともかく、先日久しぶりにバンドのリハをやることになりまして、ドラマーが渡米中だったので606を持っていったのですよ。そうしたら何打ち込んで鳴らしてもエレクトロになるという豪快なマシンであることが判明、サイドギターのあべちゃんもマイクを取り、2MC+Bass+Guitar+Rolandという編成でなんかビブラストーン+初期Beastie Boysの様な…いや実際はそんなに良くないけど…すげえインチキ臭いHipHopが出来てしまいました!!。いや、マジで「これがオレらの考えるオールドスクールだ!!」とフカシて行きたいと思いましたよ。帰ってからもTR-909の出物をヤフオクやFiveGのサイトで探してしまう始末。末端価格15万するので危ない所でした。

 曲作りもDAWが一般化し、単体シンセやリズムマシンなぞ道楽の域に置かれつつありますがバンドで使うとか、機材単体では完結されない事を前提とすればこれは夢が広がりんぐではないかと思いました。いや、ECDの様にアナログリズムマシンのヤバさを再認識して最新作は808とか使ったりする方もいるし。次はここ数年眠っていたMPC2000を引っ張りだそうと思っております。知人でKEIGO☆MPCという黄色い黒人がおるのですが奴のレシピに従ってMPCの電源周りを改造する予定です。実行すると素のMPCではサンプリングしきれない808キックも余裕で鳴らせるらしいのですよ。