貧乏より孤独が死に至る病だ

貧乏人の逆襲!―タダで生きる方法

貧乏人の逆襲!―タダで生きる方法

 最近読んだ本で最も痛快極まりなく、著者は「実用本だよ」と言い切ってホントに実用本な稀有な例(わらい*1。筆者は素人の乱5号店店長にして古くは「法政の貧乏臭さを守る会」で法政大当局と笑いに満ちた戦いを繰り広げ、最近では「家賃をタダにしろ」「俺の自転車を返せ」等の変わった(適当極まり無い)デモの首謀者であり、昨年の杉並区議選で見事革命後の世界を高円寺駅前に現出せしめた(オレもそこで酒喰らって暴れていた)人物である。が、なんでか知らんけど筑摩書房から本が出ました!!。内容は…マジ面白えよ。筆者の武勇伝に当る部分は読んでのお楽しみなのだがこの本のポイントは2つ。

1.金を使わなくてもいい方法を考えよう。

2.仲間同士で協力せよ。

 この2点につきると思うのです。と書くとキナ臭く聞こえるけど実際には仲間・地域住人(ここでは商店街)と協力して金持ちに対抗するかという事が書かれているのですよ。逆に言えば収入の多い少ないを問わず働かねば生きていけない者は、孤独に一人一人分離された状態ではあの世がちょい近くなるというわけですよ。そういう意味では狂い咲きサンダー秋葉原加藤に犯行前に読ませたかった本と言えなくもないのというか、オレは結構マジメに「これ読んで救われる命/魂は多い」と思いましたよ。ストップ・ザ・練炭ムーブメント!! スマッシュ・ザ・セル硫化水素アタック!! ドント・ビリーブ・ザ・ハイプ!!!! 実は原宿で服買ってからこの本読んでオレの資本主義のジャンキーっぷりに(オレはバロウズ並みの資本主義のジャンキーなので死なねえぜ、とは豪語できないっすよ)戦慄&背筋が伸びたのですが働かなくても食える人以外は(年収多くても働かなきゃ食えない奴は貧乏人とは筆者の定義)読むが良いと思います。junne君もゆうてたけどオレも電車の中で笑いこらえるのに必死でな。

*1:冗談じゃなしに本当にヤバくなったら参考にする