すべての死には再生がある。

デリック・メイはかつて"THE MUSIC INSTITUTE"というパーティをやっていたのだがそのクローズの際に撒かれたフライヤーの文句が素晴らしいので全文引用するよ(引用元は野田務「ブラック・マシーン・ミュージック」に載せられたやつ。改行位置は元のフライヤーの文章に準じた)。尊大とハッタリと自負の固まりにして泣ける文である。

最後の夜を控え、〈ミュージック・インスティテュート〉は過去のワールド・ワイド・ランクのパーティの仲間入りを果たした。
ニューヨークの〈パラダイス・ガラージ〉、
シカゴの〈ミュージック・ボックス〉、
そしてUKの〈ファンタジー〉。
われわれは音楽のスペクトラムを通じて前進してきた。最後の金曜日の夜、1989年11月24日、われわれはあなたをストロボ・ライトとジュース・バーのこのアフター・アワーズに誘う。
すべての死には再生がある。新たな起爆剤を探せ。
過去のサポートに感謝したい。この発表によってわれわれは解散する。が……。"街中に撒かれた1万枚のフライヤーがある。たった今あなたが手にしているこれはそのなかの1枚なのだ"
われわれはこのクソったれなクラブを閉めようとしている。
そこに来い。
午前0時