色々事情を知っているとあまり文句も言えなくなる話
まーたとえ話をしよう。
都内で毎日JRで通勤していれば人身事故で遅延とかしょっちゅうなわけですよ。皆「電車は定時で着くものだ」という固定観念があるのと朝晩ぎっちり詰め込まれていれば「5分遅れております」のアナウンスで皆のストレスも最高潮、酷い時には車掌や駅員が殴られるのですよ。ここで「オレら金払っているんだからお前等の内部事情なんて関係ない」というのは問題ありません。オレが金をもらう立場なら内心はどうあれ、まずは「おっしゃる通りです」と答えます。でもオレが客の立場だとしたら表立って文句は言わないと思います。何故なら「日本の鉄道の時刻の正確さはぎりぎり崖っぷちの所で維持されており本当は凄くもろい」という事を知ってしまっているからなのです。まーもろい代わりに回復の方法が凄いのでそこで相殺され、システムは日々維持されているんだけどな。以上色々事情を知っているとあまり文句も言えなくなる話でした。
定刻発車―日本の鉄道はなぜ世界で最も正確なのか? (新潮文庫)
- 作者: 三戸祐子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/04/24
- メディア: 文庫
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